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検査室支援情報

第26回日本検査血液学会学術集会

会 期

2025年7月26日(土)~27日(日)
会 場 国立京都国際会館(京都府)
https://www.icckyoto.or.jp/
参加費
  • 会員:6,000円(事前料金)、7,000円(当日料金)
  • 非会員:7,000円(事前料金)、8,000円(当日料金)
  • 学生・大学院生:無料
大会ホームページ https://square.umin.ac.jp/jslh26/

 

イブニングセミナー 2

日 時

2025年7月26日(土)17:20~18:10

会 場

第2会場(国立京都国際会館 2階 Room A)

演 題

血液凝固検査のTOPICとPOC機器の特徴を理解する

座長・演者 橋口 照人 先生
(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科 血管代謝病態解析学分野 教授)
金子 誠 先生
(三井記念病院 臨床検査部 部長)
内 容 血液凝固検査に関する基本的な知識として、関与する凝固因子や生理的凝固制御因子、そしてそのメカニズム、さらには出血傾向や血栓症を引き起こす凝固関連疾患、また抗凝固薬などの治療法についても理解することが重要である。近年では新しい抗凝固薬の普及や、凝固反応曲線を用いた解析技術の利活用など、血液凝固検査の進歩は目覚ましい。臨床現場においては、周術期管理や救急対応を支える手段として、迅速かつ正確な結果が求められるポイント・オブ・ケア(POC)機器の有用性が注目を集めている。
本講演では、血液凝固検査の基礎とその臨床的意義、ならびに精度保証の重要性について概説する。続いて、エイアンドティー社が製造・販売している血液凝固検査用POC機器「ドライヘマトシリーズ」に焦点を当て、その操作性や利便性、カートリッジ型試薬などの特長について紹介する。加えて、基礎データのみならず、DOACsに対する影響、その効果判定の可能性など最新の知見にも言及する。
さらに本講演では、臨床検査室で血液凝固検査に携わる若手からベテランまで幅広い層を対象とし、POC機器の現場運用例や導入による利点、留意点を共有する。今後の血液凝固検査の展望と精度保証の重要性について、参加者とともに議論する場としたい。