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検査室支援情報

第61回⽇本臨床化学会年次学術集会

会 期

2021年11月5日(金)~7日(日)
※現地開催とオンデマンド配信を併用したハイブリッド方式で開催されます。
オンデマンド配信期間:2021年11月8日(月)~30日(火)。
会 場 福岡国際会議場(福岡県)
https://www.marinemesse.or.jp/congress/
参加費 一般(会員・非会員):10,000円
学生(大学学部生・大学院生):3,000円
大会ホームページ https://site.convention.co.jp/jscc61/

 

機器・試薬セミナー1

日 時 2021年11月6日(土) 9:00~10:45
会 場 福岡国際会議場 5階 第2会場(会議室502+503)
演 題 全自動糖分析装置GA09IIαのご紹介
演 者 近藤 啓史(株式会社エイアンドティー CA開発グループ CA製品化チーム)
内 容 GA09IIαは、グルコースオキシダーゼ固定化酵素酸素電極を用いた電極法を測定原理とし、血漿・血清・全血・尿検体を対象に希釈法にてグルコース濃度を測定する。自動キャリブレーション機能を有し、処理速度は最大160検体/時、1st Report timeは約2分である。測定性能では、正確性や併行精度、直線性に優れ、希釈法を採用しているため、共存物質の影響を受けにくく、データの信頼性が高い。装置の機構では、採血管の栓を外さずに測定できるピアッシング機能や採血管を回転させてバーコードを読み取る機能を搭載しており、作業者の負担を軽減することができる。また、グリコヘモグロビン分析計(HPLC法)とのラック搬送接続を行うことで、血糖とHbA1cの連続測定が可能である。
GA09IIαでは従来機種の特長に加えて、検査の質の向上をサポートするための+α機能を追加した。オペレーターログイン機能は、担当者IDを装置に登録し、作業結果に担当者を記録することができる。メンテナンスのアシスタント機能は、メンテナンス日の通知機能や実施記録の自動保存、作業内容のアニメーション表示を搭載しており、メンテナンス作業をサポートする。テスト回数モニター機能は、試薬管理画面にて残テスト回数を確認できるため、試薬切れを予防することができる。これらのログは装置内に保存され、必要に応じて上位システムに送信することができる。
本演題では、全自動糖分析装置GA09IIαに追加された+α機能について紹介する。