SOLUTION

検査室支援情報

検査室総合マネジメントのすすめ

代表20項目平均コスト指数

協力6施設での算出具体例と内容解析

(5) AFPのコスト

ほぼ全施設とも、使用機器は試薬リースです。コストのほとんどを「試薬代」が占める結果となっています。総じて検体数が少ないにもかかわらず自動化されていることから、試薬代をどれだけ安く購入できたかがすべてとなり、メーカとの交渉力の差がコストの差とも言えます。
さらに注目すべき点として 外来数および病床数のほぼ同じA、Bで、これだけ依頼数に差があるという点が挙げられます。この点については、EBMおよびクリティカルパスの視点から、比較解析をする必要があります。未確認ですが、Bがクリティカルパスの策定実施への取り組みが進んでいる結果ではないかと考えられます。

AFP

AFP A公立病院
(1,000床クラス)
B私立病院
(1,000床クラス)
C公立病院
(500床クラス)
D公立病院
(500床クラス)
E公立病院
(300床クラス)
F私立病院
(300床以下)
年間依頼数
(件)
14,059 3,485 3,080 3,936 1,688 1,144
AFP総コスト
(円/テスト)
1,133.2 611.9 1,994.1 1,163.3 927.2 3,836.9
人件費
(円/テスト)
408.8 45.7 277.3 53.1 44.9 443.2
試薬・消耗品
(円/テスト)
681.6 563.4 1,699.0 1,042.0 873.1 3,374.7
システム
(円/テスト)
20.1 2.8 6.1 16.9 9.2 19.0
分析機
(円/テスト)
22.7 0.0 11.7 51.3 0.0 0.0